11月に読んだ本


ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)感想
ビブリアの続編(の位置づけかな)。五浦と栞子が結婚して娘の扉子が登場します。祖母、母と同じ本の虫です。ゲーム雑誌まで題材にするのは驚きましたが、少々古書の内容や年次による細かいギャップなどの紐解きへのアプローチというテーマへは薄くなってきてます。ストーリーと古書の知識を絡めるのはなかなかポンポンとはアイディアは出てこないでしょうから。五浦が逞しくなったように感じるのは印象的でした。
読了日:11月16日 著者:三上 延

アンと青春 (光文社文庫)アンと青春 (光文社文庫)感想
和菓子のアンの続編。デパートに入る和菓子屋〈みつ屋〉でバイトしてるぽっちゃり女子の物語。和菓子にまつわる例え、メッセージ、その奥深さを感じます。デパートでの人間模様、色々なお客さんから、テナントの店員たち、はたまたみつ屋の中でのやりとり、多種多様なさまに、飽きずに読み込めます。ほとんどが憎めない人たちなんですよね。蓬莱山のくだりとか、なんだか奥深いし、人の良い面悪い面が感じ取れます。最後にはアンと無縁に思っていた恋の展開も!?というとこで、またまた続編に続く予感です。
読了日:11月12日 著者:坂木 司

デス・バイ・アマゾン テクノロジーが変える流通の未来デス・バイ・アマゾン テクノロジーが変える流通の未来感想
アマゾンに侵食される小売業界を綴ったもの。デスバイアマゾンとは、アマゾンによって売上が下がった、下がる銘柄のことらしい。業態や戦略がことごとくアマゾンに上回られている事例や、逆にアマゾンと差別化をして生き残っているサバイバーわ盛り上げたり、最近の状況を知るには手軽な本。シェアリングや、得意業界に特化や、ライフサイクルをうまく掴むなど、生き残る会社にはいくつもの特徴があります。しかし、アマゾンは強大すぎる。
読了日:11月07日 著者:城田 真琴

一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 公立高校教師YouTuberが書いた感想
世界史の分かり辛さ。登場人物の多さと、横のつながりの難解さとのこと。高校の頃の教師にそうは教えられたので、認識済みだと思ってましたが、なかなかそう理解すること能わず。なかなかわかり易い本でした。やはりストーリー(流れ)を整理すると必然性が生まれて理解しやすくなります。できれば、後述で同じ名前が出てくる記述は、前述に戻れるような注釈があるとよりわかり易かったかな。懐かしい名前が出て来るたびにあったな~という感慨に。
読了日:11月03日 著者:山﨑 圭一