【ブルーマーダー】誉田哲也 姫川玲子シリーズ

久々の姫川玲子シリーズ。

【ブルーマーダー】
誉田哲也


池袋の繁華街。雑居ビルの空き室で、全身二十ヵ所近くを骨折した暴力団組長の死体が見つかった。さらに半グレ集団のOBと不良中国人が同じ手口で殺害され る。池袋署の刑事・姫川玲子は、裏社会を恐怖で支配する怪物の存在に気づく――。圧倒的な戦闘力で夜の街を震撼させる連続殺人鬼の正体とその目的とは?  超弩級のスリルと興奮! 大ヒットシリーズ第六弾。

描写は変わらずえぐい。スピード感がある。
犯人の使う凶器が、文章の描写だけではどんな形状や機能なのか
とんと分かり辛かったんですよね。。。
後半になってやっとわかりました。
最初に挿絵でもあったら前半の読み方も変わったかな。。。

元警視庁捜査一課で、今は所轄の姫川玲子。
とある出来事で捜査一課を外され、上司、部下も散り散りになったんですよね。
その後日談的に登場する人もいれば、いつものガンテツもいる。
今までとの勝手も違うわけです。

全編通して、今までのお話よりも、人の感情が交差するような、
そんなシーンが多い気がします。
組織と個人の論理。悪が悪なのか。善は悪を駆逐できるのか。
今がもし過去だったなら。

まぁ、本当に玲子どうするの!?って言いたくなるシーンもあります。(笑)

次回作にも期待。