【四畳半神話大系】森見 登美彦

読みたいんだけど、機を逸してしまって
買うほどでもない本、そういうのありませんか。

四畳半神話大系

イメージ 1


森見 登美彦

この人の作品は立ち読みしかしたことがないのです。
仰々しく古風な文体。舞台はことごとく京都。

ゆえに東男の僕からすれば別世界なわけです。
アメリ東海岸出身

テブレ、セレブ、リブラでお馴染みのLIBRAさんよりお借りしました。
他にもお借りしたのですが、まずは読みたかったこちらから^^

京都の大学に通う、誇り高き三回生の「私」。
薔薇色のキャンパスライフを夢見ながらも現実はほど遠く、実り少ない二年間が過ぎようとしていた。
悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。いっそのこと、ぴかぴかの一回生に戻って大学生活をやり直したい!
もし、あの運命の時計台前で、ほかの道を選んでいれば―
迷い込んだ不思議な並行世界で繰り広げられる、不毛と愚行の青春奇譚。
全四章で繰り広げられる、パラレルワールド
構成や伏線がめぐらされていて、最後の章で「むむむっ!」と
思うこと確実です。

入学当初の4つの選択肢をそれぞれ選ぶ話が4章に渡って語られており、
いわば、同じ話なんだけど4つのバージョンがあるという感じ。

登場人物が魅力的なのです。
樋口師匠に明石さん、悪友小津に、羽貫さん、
占いの老婆も。

明石さんは僕も恋しそうになりました。

これは面白かった!