【ゴールデンスランバー】伊坂幸太郎
夏休み。
あぁ、次の夏休みはいつの日だろう。
唯一の休みらしい事は一気に本を読んだ事。
仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた―。精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度の高い物語世界―、伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた、現時点での集大成。
確かに伊坂らしい伏線の数々。キーとなるBGMソング。
ニヤッとさせるキーワードの数々。
そしてお得意の前職の知識と数年後、数十年後の
あまり非現実味のない近未来。ニアリアリティ。
あまり非現実味のない近未来。ニアリアリティ。
モダンタイムスと同じ監視社会がキーワード。
国家の不条理。国家の存在意義。そんなことを問わせる作品。
国家の不条理。国家の存在意義。そんなことを問わせる作品。
しかしもって、伊坂作品の王道のような登場人物群。
ありがちだよ。お調子者の親友(森田森吾)に、
危ない暗い影を持つ助け人(黒いパーカーの通り魔)。
芯のある強い女性(樋口晴子)などなど。。。
ありがちだよ。お調子者の親友(森田森吾)に、
危ない暗い影を持つ助け人(黒いパーカーの通り魔)。
芯のある強い女性(樋口晴子)などなど。。。
モダンタイムスの登場人物と重ね合わせられちゃうくらい
構成が似てる。。。
構成が似てる。。。
しかし、おもろかった。
伊坂のテクニックも嬉しかったし、張り巡らされた伏線もね。
伊坂のテクニックも嬉しかったし、張り巡らされた伏線もね。
物語BGMはBaetlesのGoldenSlumber。
名盤と呼ばれるAbbeyRoadの一曲。
名盤と呼ばれるAbbeyRoadの一曲。
思わずi-podにぶち込んで聴いちゃったよ。
AbbeyRoadの後半って意識して一曲を聴いた事はなかった。
たしかに、劇中で森田が言うようにメドレーで構成されている。
AbbeyRoadの後半って意識して一曲を聴いた事はなかった。
たしかに、劇中で森田が言うようにメドレーで構成されている。
GoldenSlumberってこの曲なんだって気付いたよ。
物語にあってそう。ずとBGMで利きながら読んでました^^
物語にあってそう。ずとBGMで利きながら読んでました^^