【図書館の海】恩田陸

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忙しい。
忙しい。
忙しい。

三回言っても忙しさが解決するわけじゃない。

忙しいと「忙しいから遊んでいちゃいけない」なんて、
そんな強迫観念に心を占領されてしまう。

でも、実は24時間その忙しさの元凶に迷わされる必要ってないわけ。
そんな気持ちもあり、やっぱ読書をしなきゃって思ってこの本買いました。

【図書館の海】

基本的につまらない本は読みたくないので、人の評判やその著者の実績重視で買います。

これは近くのYR堂でフェアをやっていたので買いました。
2月頃ですかね。ルミネの10%OFFの日に買った気がします。平積みとフェアは結構重視!

著者の恩田陸の作品はネクロポリスしか読んでません。
上下巻の下巻の途中までは超絶面白かったのですが、
ラストが最悪の作品。二度と読むまいと思ったのですが、
手頃なものが無く、ついつい購入。

春よ、こい/茶色の小壜/イサオ・オサリヴァンを捜して/睡蓮/ある映画の記憶/ピクニックの準備/国境の南/オデュッセイア/図書室の海/ノスタルジア

読みきるのに2ヶ月を要する体たらく。
自分で言っておきながら「自称忙しさ」という
怠惰な心に負けてしまいました。

こうなったrGW中に伊坂幸太郎の新作?「モダンタイムズ」とか読みきるしかないかしらん。

それはさておき、内容はおもろかったっす。

全体がホラーチックな趣の短編が多く。
ちょいとおどろおどろしさがこもった作品が多いです。

でも、不思議な爽快感を感じる作品もあり。

別の長編の番外編やモノローグ的な話もあるので、
恩田ファンにはいいかもです。


春よ、こい

これは爽やかさが残る作品かな。少しタイムパラドックス的なホラー要素もあるんですが、女子高生ってところも僕ごのみでぐっど。

イサオ・オサリヴァンを捜して

この作品が、長編に繋がるのであれば、是非読んでみたいと思いましたよ。

ピクニックの準備

これは有名な作品の前夜を表したものらしく、まぁまぁ。

オデュッセイア

これはSFチックですが、一番入りやすかった。でもって、ついつい、自分を物語の中に落としてしまいそうな妄想シンキングにも陥らせてくれる作品でした。

図書室の海

これは6番目の小夜子っていう作品の番外編?モノローグ?なんですかね。ちょっと本編への興味を書き立てられました!

ということで、読書はええね。
忙しくても通勤電車で聞きなれた曲をi-podで聞くよりも読書。
数10分でも数分でも読書がええね。