【野蛮人のテーブルマナー】 by 佐藤優

内調職員を懲戒免職=ロシア側への情報漏えい確認
ってなことで日本は危機管理意識が低くて
諜報天国(敵国にとって)なんて呼ばれているそうです。

海外への情報漏洩は一般企業での僕らでも輸出規制
ってことでコンプライアンスについて気にしなければならないところです。


さて、佐藤優氏をご存知あろうか。


外務省のラスプーチンと呼ばれ、
鈴木宗男と関係を持ち対ロシア外交のキーマンだった人ですな。

数年前に国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』が結構売れていたのを見て
ちょいとこの人の本を読んでみたいななんて思っていました。

クーリエ・ジャポンにも寄稿しているようですので。気になってました。



 【野蛮人のテーブルマナー】 

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まぁタイトルからしてムムっと思わせるんですが。

コンセプトは佐藤優が外交官をとして培った
情報管理技術をビジネスの場や女性をくどく場で
活用・転用できないかってなことにあります。


本書ではいわゆるスパイというのは007のような
派手なものではなく9割方は合法な活動の元で
行う事ができるというものです


要は情報収集の手法、情報分析の手法、交渉の手法
この辺がいろいろと重要だそうです。



実際、そうなんだ~と思う箇所もちらほら。
ちらほら程度です・・・^^;


それ以上に外交官としてのうんちくが面白かったり、
途中の章で語られている鈴木宗男氏との対談が、
これまた面白い。


少し自己賛美な面ってのは垣間見られますが、
難解な単語を使う筆者にしては軽めだと思える文章ですし、
対談が思いのほかに面白かったので
まぁまぁ買った甲斐はありですかね。

当初の個人にスパイの技術を転用ってのは
ちょいとどうだろな~って感じは残りますけどね^^;
女性をくどく手法ってのが転用できればと思ったのに。


外交官ってキー入力するとギア交換って
入ってしまうアナタ!
手元が覚束ないですよ!