【めん処 樹(たつのき)】@天王町 特製塩ら~麺

夏休みの余韻もひとしきり途絶えた夏の夕暮れ。

時刻にして20:30。もう夕飯刻も逃している。
時はまさに週末に向けて帰路につく人々の
心も浮き足立つ頃合だ。

出張に次ぐ出張でへたって居るときに同僚に
車にて乗り継ぎのいい駅まで送ってもらう。
たまたま渡さなければならないものがあったという
理由をつけて呼び出したついでということだった。

なぜか天王町方面に道路はその道筋を定めていた。

目印となる道もなく狭い道を心許なく進む。
前方にSATYが見えた。

閃く。この辺は天王町。ということは
あの店がある。そう。あの店。



 【めん処 樹(たつのき)】 


同僚さんにはそこでバイバイした。

閉店時間が21時だったかギリギリ滑り込んだ。




落ち着いた店内に客はほか二人。
店主とその父親らしき二人で切り盛り。


先日は特製つけ麺を頂いた。

今回は気になっていた特製塩ら~麺を注文した。

静謐な空気が流れる店内。
客も店主ももくもくと己の領分で動いている。


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和の装いに全体が統一されており、
見た目から半熟味玉(いや七分熟)と潤いを保ったチャーシュー。
海苔に魚粉はご愛嬌だが、揚げ玉葱は好みの添え物。

麺は平打ちツルツル滑らかな麺。つけ麺と同様で持て余すほどの
長さはないので個人的には物足りないかも。
しかしこの麺はなかなか好きですな。

スープの塩ダレも少し濃い目だろうか?
しかし疲れた身体は塩分を欲しているのか
最後までレンゲの動きが止まる事はなかった

チャーシューはこれまた好みだ。
煮崩した味の染みた角煮風でもなく
脂身の味に頼ったものでもなく
まさに肉の美味さのみをその身に留めた
そんな感じだ。

スープを壊すことなく肉の味が口腔内に行き渡る
めん徳つじ田のチャーシューのようだ。

スープも完飲してしまった。
次は醤油を味わいたいものだ。




JR利用者にはアクセスが悪いが
なんのなんの昔は天王町から
保土ヶ谷まで歩いたモンです。
余裕余裕。