【ベトナム】 第2話 ファーストベトナミーズナイト

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 第2話 ファーストベトナミーズナイト

ハノイ市内まで

 飛行機の遅れでハノイのノイバイ空港に着いたのは夜の8時前。そこからチャーターしたワゴンでハノイ市内のホテルを目指す。空港からホテルまではだいたい1時間とのこと。

 道中ではやはりバイクの多さに驚く。

 道路を埋め尽くすほどのバイクの大群、さらに驚くのはほとんどが二人以上で乗っていること。ベトナムでも法律上は2人までだが、3人、4人と乗っている、家族が団欒で乗っているようなものだ。
 みながクラクション鳴らしまくり。すれすれですり抜けていくサマが怖いです。

 レッドリバーを越えてハノイ市内に入ると、それらしく洋風な建築物が目立ち始めますが道路は舗装されておらず道幅も狭いのですが、車やバイクの量は増えてきてますます危なくなります。そして軒先や路上でご飯を食べたり、だべっている人々。


 ハノイ市内も中心まで来ると道路が広くなっていきます。それでも信号はまるでなし。。。そういえば空港から1時間以上もワゴン車は止まったことがない。おそるべしハノイ


ホテル到着

 そんなこんなでホテルに到着。
 我々のホテルは「ソフィテル メトロポール」ハノイで一番古い、100年以上の歴史のあるホテルです。フランス風の建築がノスタルジックながらも高級感をかもし出しています。2005年から日本向けのサービスにもチカラを入れているとのこと。旧館は改装中だったので新館から入場。チェックインだけは現地ガイドさんにとって頂き早速部屋へ。

 驚くほど綺麗です。さすがヒルトンと共にハノイのトップを競うホテルです。とまぁのんびりしているとすでに9時。ディナーに行かないといけません。
 近場でホテルの正面の「オペラクラブ」にノーレザベィションで突撃訪問。


オペラクラブで夕食を

 「オペラクラブ」は結構高級なベトナム料理です。こんな間接照明もいやらしいつくりのレストラントです。まずは地ビールで乾杯としゃれ込みましょう。旅行前に知人から聞いていた「333」をチョイス。『バーバーバー』と読みます。ちょっと酸味が強いかな?

 コースの最初のメニューはスープっぽいですが、フォーの一種でこのまま米のかわでくるっと巻いて食べます。皮のフルフルした感じがたまりません。

 次はえびの蒸し餃子。こちらも透き通る皮がフルフルしつつも海老のプリプリ感が、口腔内に至福の感触を与えてくれます。そしてすっぱからいタレで頂くと最高の美味しさです。

 お次はふかひれのスープです長旅に疲れた身体には最高に落ち着く料理です。

 だんだんメインディッシュに近づいていきますが、これはソフトクラブシェルのから揚げ。未体験の味です。殻まで食べられるカニを香ばしくから揚げにしガブッと頂くという寸法です。

 その次はオレンジソースで甘く仕上げたダックのローストです。鳥は避けたいところですが、ローストしてあるので平気でしょう。こんな甘い肉は食べたことの無い不思議な味です。

 メインです。魚の煮付けです。これまたピリッとさせつつも濃厚な味が染み込んだ最高の魚料理です。

 そしてこれが大ヒットのパイナップルをくりぬいてチャーハンを入れたようなもの。これはめちゃくちゃ美味しい!ライスのスパイシーさはパイナップルの皮の成分マイルドにされて程よいフレーバーさを表現します。

 でデザートはプリントベトナムコーヒーです。コーヒーは濃厚でした。

 レストランではこの日本人が最後の客らしく、多少プレッシャーを掛けられましたので、さっさと食べて出ました。


怪しいベトナム人

 その後は近場を散策します。早速変な奴が寄ってきました。トミーズの雅に良く似たおっさんがニコニコしながらシクロ(自転車の前に観光客が二人ほど乗れるようになったもの)をこいできます。それにいかにも駄目そうなニーちゃんがバイク(バイクタクシー)に乗って追いかけてきます。「ノーセンキュー」をいくら言っても付きまとってきます。グダグダしたあげく「シーユートゥモロー」といってやっと追い払う。。。いやいや最初からおもいやられるなぁ。ただ、このときシーユートゥモローなどと言ってしまったことが後々間違いだったことが分かるのです。(この続きは後で書こう)

 そのまま公園の方に入っていく。いちゃつくカップルや家族連れなどいろいろおります。なんでもベトナムでは日中暑いので、夜にバイクで走り回ったり、家族で公園に来たりすることがレジャーらしいです。公園では昔の王様の像があります。その近くではサッカーをしていたり、思わず混じろうかと思いましたが、どこでカバンをすられるか分からないのでやめときました。

 まっすぐ後援を抜けると湖に出ます。市内の中心に湖があるのも水に縁の濃いベトナムならでは。これはホアンキエム公園といいます。湖中央に廟があります。ベトナムでは冷房というものはまだままだ整備されていないので、バイクで風を切っているか、水辺でダラダラしているかのどちらかを皆はやっているようです。10時越えているのにとにかく人が多い、特に家族連れが。ぐるっと行こうと思いましたが、夜も遅いので帰ることにしました。

 道路を横断するときはびくびくもんです。歩行者優先という原則はここでは通じません。グチャグチャに込み入っている交通事情です。その分バイクのスピードは遅いのですが、歩行者を待ってはくれないです。急いでわたるとかえって危ないので、ゆーっくり渡るのがコツです。

 なんにしても今日は疲れたのでホテルで眠ります。なにせ明日は「ハロン湾」に行く為に早起きしなければなりませんので。バスタブでバスフォームの泡泡でまったりして眠ります。

【第3話 につづく】