【ミッドナイト・ラン!】樋口明雄

ふと、立ち寄った駅の構内。
駅の構内に本屋がありまして、

「第2回エキナカ書店大賞受賞作」と銘打った本の紹介が。

【ミッドナイト・ラン!】

みんな死んでるはずだった! 練炭集団自殺を実行寸前の男女五人組。突然でくわした、ヤクザに追われる少女を助けるが、誘拐を疑われ警察に指名手配されてしまう。追っ手のヤクザから無数の弾丸の雨あられ、パトカーからは包囲されても、奴らはとことん走り続ける。痛快無比な ジェットコースターノベル。

ついつい買ってしまったわけですな。
アメリカンムービーみたいなお話。

話の舞台は某県の横浜市的なところですな。中途半端に架空の都市にしてるところが、
なんか、力尽きた感があって好感がもてます。(笑)

自殺を目的に集まる5人。その5人をなぜか追いかけるやくざ。
同じくその5人を追いかける警察。そして、そんな追走劇を追いかけるFM局のパーソナリティ。
それぞれの視点で描かれる展開は、スピード感があり、なかなか楽しめました。

話の展開は、結構ご都合主義的な浅い展開なので、一気に読み切る爽快感を
感じられれば、はまる作品かなって思いました。

あまり、粗探しをしない人で、悶々としている人におすすめ。