【幻想郵便局】堀川アサコ

どうしても、本屋で気になってしまう本ってありますなー。

【幻想郵便局】
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堀川アサコ

就職浪人中の安倍アズサは、「なりたいものになればいい」と親から言われてきたけれど、なりたいものってなんだかわからない。そんなときに特技欄に“探し 物”と書いて提出していた履歴書を見て、アルバイト決定の連絡が。アルバイト先は、山の上、ぽつんとたたずむ不思議な郵便局。そこで出あった不思議な人々 と不思議な世界とは……。ようこそ、登天郵便局へ。オリジナルのものから改稿し、さらにグレードアップ!

まだ自分のやりたい仕事もよくわ からないけれど、のんびりとしている主人公のアズサ、天国に行けずに迷い続けている怨霊の真理子さん、優しい赤井局長に、郵便配達の登天さん、どこにでも いそうなオジサンのルックスにしてオネエ言葉の青木さん、そしてものすごい存在感を放つ大富豪の「大奥様」こと楠本タツエーー人やら幽霊やら神様やら濃い キャラクターがわんさと登場。生と死のはざまという不思議な世界ながら彼らが生き生きと動き、読者がすんなり入りこめてしまう物語は、美しい装丁と合わせ て「ほっとあたたかいのにほのぼのと怖い」と評判に。
ほのぼの怖いって表現はいいえて妙ですね。

郵便局を生死の狭間にあるものとして、着想が拡がっているようです。
細々としたことも考えてあって。なので、よう考えたなーって。
主人公はなんとなく、今の朝の連続テレビ小説あまちゃんの主人公の能年玲奈を思い出します^^

で、以外とエピソードが必然的に絡んでくる感じもムフフでGood。

ただ、ラスト近辺がなんだかむちゃくちゃな展開に。
なんで、そうなったのかが分からん感じ。

でも、ほのぼのしたいときに良い一冊です^^