【家日和】奥田英朗

最近はアウトプットばかりな生活。

たまには読書。

i-Padやらキンドルの電子ブックリーダーも興味はあるが、

やはり、紙の束を撓ませて、1枚1枚捲って、

そんな感覚が嬉しい。

ともすると、インクや紙の匂いすらも。


最近買った本はこちら。

【家日和】


イメージ 1

最近までテレ朝でやっていた「精神科医伊良部一郎」(ってタイトルだった気がする)の
作者の奥田英朗の作品。

6つの短編から成り立っている。

冒頭はテーマがぼやけがちだが、全てに「家」が一貫していることが見えてくる。
家と言うよりも「家族」かな。

サニーデイズ:ネットオークションにはまった主婦の話
■ここが青山:夫の失業で役割が逆転した夫婦の話
■家においでよ:離婚を機に、趣味や家事に目覚めた男の話
■グレープフルーツモンスター:内職する主婦のエッチな妄想の話
■夫とカーテン:自分勝手な夫が商売を始めてしまうが、振り回されながらも楽しんでる妻の話
■妻と玄米ご飯:小説家の夫が成功したせいでロハス生活に目覚めた主婦の話

自然体な描写で、登場人物の心情やら、心境やらが浮かびあがってくる。
グレープフルーツモンスター以外は面白かった^^

おそらく、35~45歳くらいの、家族持ちの人々は共感をするようなことが
あるんじゃなかろうか。

ということで、次の作品に読みかかろうっと^^