【邦画】 『約三十の嘘』 ・・「ひとつの嘘の為には、三十の嘘を用意しなさい」
どなたのブログか忘れましたが、『約三十の嘘』がめちゃくちゃおもしろいとの情報を得まして、早速最寄のツタヤにレッツラゴーしました。
『いま、あいに行きます。』はずら~っとあるのに、この三十の嘘は6本程度しかありませんでした。ホントに面白いのか?と疑問に思ったのですが、キャストを見てみると”椎名桔平”、”中谷美紀”、”妻夫木聡”、”田辺誠一”、”八嶋智人”、”伴杏里”の6名。それに音楽担当がクレイジーケンバンド!CKB♪CKB♪CKB♪シーケービー!ぃいいね!ぃいいね!ぃいいね!これは行くしかないと思い、当日レンタルしました。
この日はコンフェデの日本vsブラジル戦だったので、早く三十嘘を観て寝て起きてサッカー観ようと思ったのですが、ずるずる観ませんで、零時ころから観始めました。
あらすじ
大阪駅に集まる5人の詐欺師。みんな一癖も二癖も、過去の因縁もある奴らばかり、北海道行きのトワイライトエクスプレスに乗り込む。かつてチームでの大仕事で売り上げをごっそり持ち逃げされ、散り散りになったチームが再び集まっての大仕事。そして、京都駅で一人追加で乗り込み、6人で詐欺師のチームが出来る。
今回の仕事は偽造の羽毛布団の販売。全部売り捌けば「1億5千万」。
6人の仕事は成功。今回からチーム入りした新参者の横山の仕切り、今回発起人となった久津内のパンダの着ぐるみ(通称:ゴンゾー)、以前の仕事でチームを裏切った今井の手品などで、販売は成功を収める。目標額には届かなかったが、お金を保管する白いトランクケースには札束がごっそり。
にんまりする6人。しかし、忽然と白いトランクケースは消えた。。。お互いを疑いあう6人。
場所は特急列車の車内。密室。
トランクケースのことを知るのは6人のみ。
鍵は6人のうち誰かが持っているが、誰なのか持っている本人すら知らない。
そして物語は佳境を迎えていく。
・・・・・
キャストは豪華だが、各々が役にはまりきっている。
というよりむしろ役に合う俳優たちをキャスティングしたのかも知れない。
特に田辺誠一の演技は見事に役になりきっているし、谷嶋なんかはトリビアのキャラクターそのまま。「はい、こちらメロンパン入れになっておりま~す。ハイ、イラッシャ~イ。パカッ!」
椎名は昔は切れ者だったのが落ちぶれて、今じゃ何を言っても応えない、おちゃらける、不真面目さを装っている男を演じきっている。
中谷もちょっと神経質なまでに着の強い女が良く似合う。スレンダーでおしゃれなところが最高。
音楽はCKBのナイスミュージックがよい雰囲気を醸しています。耳に入ろうか入るまいか、悩んだ挙句に耳たぶの周りをくすぐっていくようなそんな感じで、劇を邪魔しない最高のBGMとなっていると思います。
スタイリッシュ。音楽もそうだが、ファッションなど設定がおしゃれ。トワイライトエクスプレスの車内の調度品もおしゃれだし、登場人物の衣装もおしゃれ。話題のトランクケースもこれまたグローブトロッター風でおしゃれなトランクケースに仕上がっています。
なにか特殊な映画であることは疑いようがない。
まず、登場人物は基本的に6人だけ。しかも皆が「苗字」だけで呼び合っている。名前が出てくるものは誰一人いない。
それに舞台は豪華寝台車の車内のみ、ビュッフェやバーカウンター、いくつかの客室、廊下、その程度しか舞台はない。
実際に札幌のイベント会場で詐欺を働いたシーンも一切ない。
思い出すのは「12人の優しい日本人」、もっというと「Twelve Angry Men」といった陪審員室の中だけが舞台の映画を思い出す。
だましあいだがサスペンスものでもないし、犯罪の話しだがハードボイルドものでもない、恋愛も入ってくるがラブストーリーでもない、純然とコメディなんだ。割り切ると最初から愉しみ方が違うかもしれない。
そして幾つもの要素を持った映画であるが「嘘」と「幸せ」というキーワードを頭に入れて置くとさらに愉しめるかもしれない。
結構ひねくれ者には面白い映画かもしれない。
なくならないうちにレンタル屋へゴー!
『いま、あいに行きます。』はずら~っとあるのに、この三十の嘘は6本程度しかありませんでした。ホントに面白いのか?と疑問に思ったのですが、キャストを見てみると”椎名桔平”、”中谷美紀”、”妻夫木聡”、”田辺誠一”、”八嶋智人”、”伴杏里”の6名。それに音楽担当がクレイジーケンバンド!CKB♪CKB♪CKB♪シーケービー!ぃいいね!ぃいいね!ぃいいね!これは行くしかないと思い、当日レンタルしました。
この日はコンフェデの日本vsブラジル戦だったので、早く三十嘘を観て寝て起きてサッカー観ようと思ったのですが、ずるずる観ませんで、零時ころから観始めました。
あらすじ
大阪駅に集まる5人の詐欺師。みんな一癖も二癖も、過去の因縁もある奴らばかり、北海道行きのトワイライトエクスプレスに乗り込む。かつてチームでの大仕事で売り上げをごっそり持ち逃げされ、散り散りになったチームが再び集まっての大仕事。そして、京都駅で一人追加で乗り込み、6人で詐欺師のチームが出来る。
今回の仕事は偽造の羽毛布団の販売。全部売り捌けば「1億5千万」。
6人の仕事は成功。今回からチーム入りした新参者の横山の仕切り、今回発起人となった久津内のパンダの着ぐるみ(通称:ゴンゾー)、以前の仕事でチームを裏切った今井の手品などで、販売は成功を収める。目標額には届かなかったが、お金を保管する白いトランクケースには札束がごっそり。
にんまりする6人。しかし、忽然と白いトランクケースは消えた。。。お互いを疑いあう6人。
場所は特急列車の車内。密室。
トランクケースのことを知るのは6人のみ。
鍵は6人のうち誰かが持っているが、誰なのか持っている本人すら知らない。
そして物語は佳境を迎えていく。
・・・・・
キャストは豪華だが、各々が役にはまりきっている。
というよりむしろ役に合う俳優たちをキャスティングしたのかも知れない。
特に田辺誠一の演技は見事に役になりきっているし、谷嶋なんかはトリビアのキャラクターそのまま。「はい、こちらメロンパン入れになっておりま~す。ハイ、イラッシャ~イ。パカッ!」
椎名は昔は切れ者だったのが落ちぶれて、今じゃ何を言っても応えない、おちゃらける、不真面目さを装っている男を演じきっている。
中谷もちょっと神経質なまでに着の強い女が良く似合う。スレンダーでおしゃれなところが最高。
音楽はCKBのナイスミュージックがよい雰囲気を醸しています。耳に入ろうか入るまいか、悩んだ挙句に耳たぶの周りをくすぐっていくようなそんな感じで、劇を邪魔しない最高のBGMとなっていると思います。
スタイリッシュ。音楽もそうだが、ファッションなど設定がおしゃれ。トワイライトエクスプレスの車内の調度品もおしゃれだし、登場人物の衣装もおしゃれ。話題のトランクケースもこれまたグローブトロッター風でおしゃれなトランクケースに仕上がっています。
なにか特殊な映画であることは疑いようがない。
まず、登場人物は基本的に6人だけ。しかも皆が「苗字」だけで呼び合っている。名前が出てくるものは誰一人いない。
それに舞台は豪華寝台車の車内のみ、ビュッフェやバーカウンター、いくつかの客室、廊下、その程度しか舞台はない。
実際に札幌のイベント会場で詐欺を働いたシーンも一切ない。
思い出すのは「12人の優しい日本人」、もっというと「Twelve Angry Men」といった陪審員室の中だけが舞台の映画を思い出す。
だましあいだがサスペンスものでもないし、犯罪の話しだがハードボイルドものでもない、恋愛も入ってくるがラブストーリーでもない、純然とコメディなんだ。割り切ると最初から愉しみ方が違うかもしれない。
そして幾つもの要素を持った映画であるが「嘘」と「幸せ」というキーワードを頭に入れて置くとさらに愉しめるかもしれない。
結構ひねくれ者には面白い映画かもしれない。
なくならないうちにレンタル屋へゴー!