【陽気なギャングが地球を回す】 ロマンってなどこにあるんですかいのう

いまさらですが、
これ読みました。

伊坂幸太郎の結構前のやつ。

 【陽気なギャングが地球を回す】 

LUMINEの10%OFFのときにね。
買っちゃいました。

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これですな。

気にはなっていたけど今更感があったし、
映画も公開後はそこまで騒がれなかったし
恐らく10%OFFがなければ買わなかったかも。

いろんなオマージュがあったり、
伏線が張ってあったり、
僕みたいなヒネクレものにゃ丁度いい
そんな作品ですね。

予想通り沈痛な作品ではなく
陽気にシニカルに淡々とサクっと
読み干せました。

やっぱりギャングでもなんでも
人々が惹かれるのにはそれなりの
スタイルってのが磨かれて
貫かれていないと惹き付けられない・・・

そんな気がします。

その点、この作品の登場人物は
キャラが立っていましたね。
そして技巧に懲りすぎた表現って
浅ましくて嫌ですが
それが見られないのもいい。


そして伏線の張り方が予想通りな時に嬉しくなるし、
裏切られていても嬉しくなるし。

必読。読み返してもいいかな。