マラドーナの品格

国家の品格という本があります。

一昨年、20005/11初版ですが200万部以上のベストセラー。
昨年は流行語にもなりましたね。

実は、ルミネの10%オフのときに正月用の暇つぶしとして、
ついつい衝動買いしました。(10%オフだから何か買わなきゃ!というほうの衝動です。)

思いのほか正月はやる事があってまだ読みきってませんが。。。


内容は日本人とはどうあるべきか。なんてことを書いているように思います。
そのなかで武士道精神というのを筆者は重用しておりますね。
この中では弱者へのいたわりの事を惻隠という言葉で表現しています。


フットボールの世界では武士道ではなく騎士道。
両者は似て非なるものですが、フェアプレーの精神からは
どちらも有効な精神です。


よく日本人はお人よし、貪欲でない、ハングリー精神に欠ける、なんてことを言われます。
それはそのとおりかな?なんて思います。ただ、南米でよく言うマリーシア・・・これはずる賢さと訳せるわけですが、こいつは上で言うハングリー精神なんかとは一線を画します。

つまりマリーシアなプレーなんていうと、
相手を出し抜くアイディアや相手を上回るプレーというわけではなく、
相手を欺くプレーや相手の目を盗んだプレーということになるのです。


これはあたかもフットボールの世界の常識のような感は否めません。
むしろ主流です。相手の準備が整う前にプレーを再開するだとか、
怪我した振りをしてプレーを止めるだとか、
ファウルを受けた振りをしてフリーキックを得ようとするだとか。
'近年ではこういったプレーはシュミレーションとしてファウルの対象になります。


ニューカッスルに居たアラン・シアラーなどは審判のミスジャッジによって
得たFKは返上していたそうです。

つまり誰も見てなければいい分からなければいいという考えではないのです。



よく思い出されるのが1986年のW杯メキシコ大会。
準々決勝だったかアルゼンチンvsイングランド。。。

ピッチのレフリー3人以外は皆気付いていた。
ファウルを犯したマラドーナさえも。。。

後になって'神の手(ゴッドハンド)などと言っていたが、
自己中心的で無神経な一言だった。

マラドーナが目標とか憧れと言う選手がいる。
でも僕は好きじゃない。なぜなら彼にはフェアプレー精神が欠けているからだ。
ドラッグやるのももってのほか。

そうなんだけどもこういう一品は好きだ。

イメージ 1