『らぅめん助屋』 黒らーめん ・・・博多ラーメン信州ver.

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長野駅前の路地が入り組むその奥に

   『らぅめん助屋』

長野のラーメンというとやはりまだまだの雰囲気はある。
なにしろ蕎麦屋が多い。ただ、駅前周辺の蕎麦屋はイマイチが多い。

店はカウンター席のみ12席ほど。

メニューはトンコツのいわゆる博多スタイルの白ラーメン、味噌と辛味を加えた赤ラーメン、マー油を加えて香ばしくした黒ラーメンを基本としているようだ。

今回は黒ラーメンを選んだ。少しは珍しいものを、という心意気だ。

 (スープ)濃い目、(麺)硬めで頼んでみる。


 スープはなるほど黒いマー油のおかげで、白のトンコツベースにウルトラセブンのオープニングのように黒が混じっている。マーブリングといった雰囲気か?

 しかし、そのスープを隠すかのように千切りのキャベツが、チャーシューが、味玉が乗っかっている。

 
 確かに九州ラーメンを信州に持ってきたという感じだ。


 スープはぬるめかと思いきや油膜の下は熱々だ。曲がりなりにも寒冷地だからだろうかこれは温まる。この熱さは食べ終わるまで途絶えない。味は濃厚なトンコツでマー油が香ばしさや香りを加えている。なかなかいける。

 チャーチューはよく味が染みて、噛むまでもなくほぐれてくれる。味玉はまだ黄身が液状であるこれはダメ。キャベツはトンコツの臭さ、重さを軽減してくれる。なかなかのアイディアだと思うのだが、ここまで細切りだと麺の邪魔をしてしまう感じがする。もう少しザク切りにした方がよいのではと思った。
 熊本ラーメンの流れも汲んでいるのか?

 麺は博多スタイルの細めんストレート。硬めを頼んだのだが、麺がほぐれておらずただの半茹でといった感は否めない。麺自体は美味しかったので、麺をほぐす工夫が欲しい。


 ところどころ不満はあるけど、長野のラーメンは不味いという先入観を打ち払ってくれたのは評価する。他の地域でもまぁ受けるだろうな~。




 実はこの店、サークルKでカップ麺で商品化されているというから驚きだ。
 この日は店に入ったときは女性二人連れのみ、僕が出るときは高校生4人組のみだったので、有名店の割には混んでないし、なかんずく並んでもいない。

 ところがだ。東京などのラーメン屋のように混んでる、並んでる店はなさそうだが、9/30から信州ラーメン博といったイベントが催されるようだ。ま、ほんとんどの人には興味ないだろうけどね~。

 興味がある人は行ってみてちょ。http://www.ramenhaku.jp/