【ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~】三上延

またもや、買ってしまいました。

ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~】

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珍しい古書に関係する、特別な相談――謎めいた依頼に、ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。その古い家には驚くべきものが待っていた。
稀代の探偵、推理小説作家江戸川乱歩の膨大なコレクション。それを譲る代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けてほしいと持ち主は言う。
金庫の謎には乱歩作品を取り巻く人々の数奇な人生が絡んでいた。そして、迷宮のように深まる謎はあの人物までも引き寄せる。美しき女店主とその母、謎解きは二人の知恵比べの様相を呈してくるのだが――。
 
今までは、いくつかの短編(本にまつわる話)が連なっている作品だったのですが、
本作では、テーマとなる本は一つだけ。

もちろん、話も急展開するので、一つの話に対して、幾つかのフィクション(想像)を交えながら、
細かく、伏線を張っていき、解いて行きます。

本作が、4作目ですが、なるほど、1作目を書くときから、こういうことを考えていたのか、
というような伏線が現れます。

ノンフィクションの情報を交えながら、紡がれる話にはリアリティが纏わります。


ドラマは面白くなさそうだけど、作品は面白いですねー。
次か、その次がフィナーレな感じですが、また買っちゃうでしょうかね。