【謎解きはディナーのあとで】東川篤哉



【2011年本屋大賞】令嬢刑事と毒舌執事の活躍描く『謎解きはディナーのあとで』に決定
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110412-00000309-oric-ent

とのこと。

奇しくも、こないだ読み終わった本。

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ミステリーなんですが、設定が多少珍しい。
大富豪のお嬢様が刑事。それも捜査一課。ここらまでは良くある設定です。
でもって、謎解きを実際にするのが、その執事。
お嬢様とその上司はテンデダメって設定なんです。

物語は長い話ではなく、短編の事件が数編あるような構成です。

舞台は東京国立。事件はなぜかお金持ちの家で起きます。
この辺はミステリーの常道ですな。

で、事件解決のプロセスが特殊。その終わり方も特殊。
この特殊さに加えて、ダメ警部とお嬢様の掛け合いや、
お嬢様と執事の掛け合いが話のテンポを作ります。

非常に軽くて、スタイリッシュで、テンポの良い小説です。
表紙の挿絵も女性には人気出そうな要因ですな^^

軽いのが読みたいときにはもってこいです。
ただ、本格ミステリーや粗探しを身上とする人にはあまり不向きかも。