【プリンセス・トヨトミ】万城目学

気になる帯

「5月末日大阪全停止」

以前に読んだ鴨川ホルモーの後書きで評論家が、この作品を絶賛していたのと、
本屋で平積みだったので、思わず貰った図書カードを活用しちゃいました。


あらすじ。文藝春秋より
5月末日の木曜日、大阪が完全に止まる。あらゆる種類の営業活動、商業活動、地下鉄、バス等の公共機関も一切停止。しかしそのことは大阪人以外は全く知らない。その発端となったのが、会計検査院からやってきた個性豊かな調査官3人と、空堀商店街にあるお好み焼屋の中学生の息子に、その幼馴染の女子。彼らが、大阪人に連綿と引き継がれてきた、秘密の扉を開けてしまうのだった……。

結構に伏線が張られている物語。
思わぬテーマが潜んでいるところに後半は驚き、
最後の最後の潜むテーマに小笑いしてしまう。

それとともに大阪城の秘密や、歴史ファンにはむふふっとなる箇所。
大阪下町の商店街の描写。会計検査院の登場。。。

何故にこの設定を思いつくのか、結び付けたのか、
ある意味、設定勝ちなところはある。

話の繋がりに無茶があろうとなかろうと、
なぜかしっくりくるストーリー。

偶然にも5月末日で読みきってしまった。。。


うむうむ。おもろかった。
そして大阪にお好み焼きを食べに行きたくなたぞぃ。

ところで舞台となる空堀商店街って実在するのね。
http://osaka-guide.com/04shopping/16-karahori-market.html