メディアというもの

我々が身の回りのことを知るのは容易い。

経験することで知識を身に付けることは容易くは無いが誰にでも出来ることだ。





自分では経験し得ないもの、
自分から遠く離れた世界の出来事、
遠い過去の出来事、
これらを知るときに我々はメディアの力を借りる。






テレビ、ラジオ、インターネット、口伝、文書、噂・・・
これらメディアを介して情報を得る。



そして人々の声も聞くことが出来る。



時としてメディアの力不足でその情報自身の持つ価値が下がることがある。

鮮度であったり、正確さであったり。



サッカー中継の世界に話を絞ろう。

【映像】

 リアルタイムに、回線が途絶えることなく、鮮明であること。
 これらはハードウェアの充実で賄われる。
 ここ数年では地上波デジタルはHD映像技術などの進歩でだいぶクリアされてきただろう。

 そしてプレーの要所要所やスタンドの可愛い子ちゃんには
 ズームインするなど試合の流れを把握したカメラワークも必要だ。
 これは試合というソフトウェア(コンテンツ)をより魅力的に伝える為に必要な
 技術・知識だ。暗黙知(センス)といってもいい。

 視覚的情報はそのまま我々に訴えてくる。
 
【音声】

 映像と同様にハードウェアの拡充はだいぶ進んできた。
 スタンドの歓声、ピッチに飛び交う声などももっと拾えるとなお良い。

 グランド、スタジアムの事実が受け取れる。

【情報】

 通常、実況アナウンサーに解説者がつくのだが、
 日テレ、TBS、テレビ朝日、どれも拙い。

 もちろん映像情報、音声情報は画面やスピーカーから受け取れるのだが、
 実況とは眼前の状況を正確に素早く、わかりやすく伝えることだ。

 なにもお祭り騒ぎで神輿の上にのって大声を出すというものではない。
 お決まりのフレーズ「ニュルンベルクの激闘!」「負けられない闘い」や
 それらしい格好良い台詞「失うものは何も無い!」の連発は不要だ。

 解説がついているとはいえ、最低限知っておくべき情報や
 サッカーを実況するセンスは必要だ。

 扱う情報についての基礎知識を身に付け、
 それらを効果的に伝達する手法を日々研鑽するのが彼らの務めだ。
 どこぞのラテンの国の実況を真似る必要は無い。
 日テレの某船越とか。。。


 そして解説。。。
 いわゆる知名度だけで引っ張ってくると痛い目にあう。
 某松木、某宮沢ミシェル、某武田、某秋刀魚、ひどいもんだ。
 滑舌の良さと過去の知名度だけで選んでいる。

 なにも解説していない。サッカーを知らない人には
 元サッカー選手や有名人が大騒ぎしているくらいにしか聞こえないだろう。

 サッカーを知るものは無視していればいい話だが、
 そうでないものには役立たずの情報でしかないが、耳に入ってくる。
 子供たちには聞かせたくない。





 少々、脱線が過ぎたが、

 情報の伝え手

 というものは非常に重責を担っているという事を言いたい。

 マスコミュニケーションの立場にある人間の力量というものが如何に重要か。

 前述した某解説者が監督などをやっている限り
 日本のサッカーの進歩はない。



 その意味で

 わたしゃ、ヴェンゲルの分析に一目おきましたよ。
 http://hochi.yomiuri.co.jp/column/wenger/news/20060612-OHT1T00107.htm



 そして

 わたしゃ、彼のコラムに目を疑いましたよ。

 小学生の読書感想文か?


 カクちゃん。

 あんた素人だわ。。。

 しかも勉強不足もいいところ。



 日本のサッカーもあと20年は世界で活躍できんかな~~・・・?