【喫茶】 面影屋珈琲店 ~昔ながらの珈琲~

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 一昨日、時間つぶしと読書をかねて喫茶店を物色しておりました。
 落ち着けるところということで、面影屋をチョイス。

 明治の頃の”モダン”という雰囲気をかもし出すような門構えと看板に惹かれて入ってみました。

 店の中は照明は限りなく落とされ、そとの日差しとは異質の空間を醸し出しています。

 女性の店員さんは、割烹着?いやいわゆるメイド服といった服装でした。黒地のベーシックなワンピースに白地のエプロンといった服装だったと思います。ここでも昔っぽい雰囲気を醸し出しています。
 入り口から階段を数段上がると「お好きな席へどうぞ♪」というので二人席を探す。店内は照明の明度が落としてあり、かつ晴天の屋外から入ると目の絞りの調整に手間取るため、余計に暗く感じる。また、店内は数本の柱といくつかパーティションで区切られているため、全体を見渡すのは難しい。
 数秒当たりを見回して、奥まった箇所で二方を壁に囲まれた落ち着きゾーンを発見しました。すかさずそこに着席。
 後で分かったのだが、階段を下ると地下のフロアもあり、こちらは若干照明も明るくかつ禁煙のような感じです。一階フロアは喫煙OKでした。

 机と机の間や椅子と椅子の間隔などは、某コーヒーチェーンとは比べるべくも無く余裕があり、座りやすいです。机も椅子もこれはチーク材なのか分からないが、濃く煮出した珈琲色といった感じで、落ち着いた風合いと共に磨き上げられていることによる光沢を見せています。

 数十秒すると水とメニューが持ってきました。もともと机上には磁器のような白い陶器の砂糖入れ以外は何もありません。メニューにはブレンドとアイス、紅茶などがあり、それぞれにキャラメル、生クリー~ム、カラメル、グラッセなどのバリエーションを持っています。価格帯は700~800円がほとんどです。「面影屋アイス珈琲」をチョイス。
 デザートも少しつまみたかったのでサイドメニューもチェック。カレーなどの洋食系もあるようですが、ランチタイムや休日オンリーだったようで、他をチェック。サンドイッチなどの軽食とともにケーキなどがありました。基本的なものからちょっと変わったものまであります。この日の特別メニューということでベイクドチーズケーキを頼みましたが、すで品切れということで、レアチーズケーキをチョイス。

 お盆で持ってきたのはアイス珈琲、レアチーズケーキ、そしてこのときに初めて、シロップとミルクを持ってきました。さらにナプキンもこのときにはじめて持って来ました。

 珈琲のカップは赤銅色というのでしょうか、いわゆる銅メダルの色の、まぁ、ズバリ銅製なんでしょうね。珈琲の中には細かく砕かれた氷が珈琲に浮かんでおります。氷は細かいほうが熱をよく奪うのでそのようにしているのでしょうね。そのためか熱伝導の良い銅製のカップは取っ手の部分までひんやりしておりました。
 早速珈琲を一口、調整の為にシロップとミルクを入れて更に一口。ミルクとシロップの両方ともが適量のみ陶器に入れてあるようでしたので、両方とも全部入れてみました。若干シロップは加減したほうがいいかもしれません。味は深みがあって美味しいでよ。
 レアチーズケーキは白い部分がクリームに近いぐらい柔らかく、それでいてパイ生地の部分はサクッとしていてあっという間になくなってしまいました。

 おもむろに雑誌を読みながらのんびり飲んでおりました。たまには★バックスやタ○ーズやドト○ルなどとは違い大人の喫茶というのを堪能してみるのもいいのではないかと思いました。



ご紹介

日本に初めて珈琲が伝えられたのは、江戸時代(1700年頃)にオランダ人が長崎出島に持ち込んだことからといわれています。
明治21年に最初の珈琲店が開店し、珈琲をたしなむ習慣は少しづつ広がりました。
喫茶文化が最も華やいだのは、モボ・モガと呼ばれたモダンボーイ(ガール)が街を闊歩していた時代です。
作家・画家・音楽家などの知識人も喫茶店に集まっては、語り合い音楽に耳を傾けていました。
茶店は一杯の珈琲とともに都市の中の憩いの場、社交の場となっていったのです。
琥珀色の香が懐かしい当時の面影を偲ばせます

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