地球初の地球一!!サッカー世界クラブ選手権! ア~スだなぁⅣ

試合はリヴァプールペースに思える。

幾つかの惜しいチャンス。あれを決めていれば・・・。

しかしスポーツの世界に「・・・たら」「・・・れば」は禁句。


キーウェルにモリエンテス。。。巧い。「巧」マークを与えてもいいが、結果が付いてこない。


しかしながら最初にゴールマウスを破ったのはサンパウロ

アロイージオの縦パスに反応したミネイロがワントラップで綺麗にシュート!!


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まさに速攻の手本。日本人にも見習って欲しい。

そしてサンパウロのサポーターうるせぇ!

騒ぐなっつーの。しょうがねぇからハイタッチしときました・・・。



こいつだ、一番うるせえやつ。

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2階席から蹴落としてやろうかと何度思ったか。
顔がムカツク。ピーピーピーピー笛がうっざいし。座っとけってんだ!


前半は1-0でサンパウロがリード。

なんとなくだが、選手個人のスケールはリヴァプールのほうが大きいと感じた。
でも組織として、組織の中の個人としてはサンパウロが上回っていたと思う。

その点は後半に如実となって現れてくる。



後半、リヴァプールにも幾つかのチャンスが訪れる。

ジェラードのフリーキック!!

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ゴール右上に狙い済ました絶好のボールは黄金の軌道を突き進むかに思えたが、

キーパーが弾く!!!!
それは若島津君の三角飛びも真っ青の跳躍だった。

これはもうサンパウロのGKロジェリオ・セーニを褒めるしかない。

ナイスセーブ!!!



そしてヒーピア、ルイスガルシア、ボンゴルのゴールはいずれもライン割れかオフサイド。。。

これがミスジャッジかどうかという議論は意味が薄い。


問題なのはここまでにサンパウロのプレーが組織として機能しているということだ。

オフサイドについてはサンパウロのDFラインの動きが驚く程に統一され、すばやいことに気づいた。

攻めにおいても約束事がなされているかのようだった。


後半途中のクラウチ、リーセの交代ももはや時機を逸していた。
パワープレイにはクラウチが必要なのに何故この遅い時間帯に入れたのか?


そして無情のホイッスルが響き渡る・・・。

歓喜サンパウロイレブン。
呆然虚脱のリヴァプールイレブン、座り込むジェラード。

サンパウロのサポーターも泣いて抱き合っていた。
こいつら、そこまで思い入れていたのか・・・。そりゃ地球の裏側から来るくらいだもんな。


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結果はサンパウロ 1-0 リヴァプール

ゴールネットを揺らした数で言えばサンパウロ 1-3 リヴァプール


勝敗を分けたものは何だったのか?


試合後にサンパウロの選手・スタッフがひざまずき輪になっている様はまさにこの試合のサンパウロの勝利の源を現しているようだった。

トヨタカップに掛ける熱き想い、準備がリヴァプールのそれより勝っていたのではないだろうか。

来日する時機もリヴァプールは初戦の数日前だったし、凡ミスの数もリヴァプールのほうが多かった。リヴァプールが実力を発揮し切れていないのに対して、サンパウロのモチベーションは高かった。



表彰式は3位から進んでいく。
MVPはロジェリオ・セーニ。文句ない。
この試合、サンパウロの勝利は文字通り彼の両手で掴みとったのだ。

そして第1位の表彰。。。

サンパウロのフラッグをかたどった照明が観客席を駆け巡る様は感動ものだ。

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そして白銀の紙吹雪が勝者への祝砲のように舞い飛ぶ。
それは暫し空中の漂い続け、サンパウロイレブンを勝利の余韻へ誘うようであった。


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いつまでもスタンドで歓喜の叫びを上げているサンパウロサポーター。

正直悔しいが諸手で祝福の拍手を贈るしかあるまい。



トヨタカップ。

是非来年以降も続けて欲しい。

そのときは開催国枠、あるいは欧州から2チーム呼ぶとか、1次リーグ戦方式とか、各国リーグやカップ戦とのスケジュール調整を加味して欲しい。

さ~てドイツW杯のチケットの抽選はがきでも書くかな!!