『ライフアクアティック』 ・・・冒険なんて言葉を口にしなくなってから何年経つのだろう?

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いわゆるヒットチャートは好きではない。


以外に単館系の映画が好きだったりする。
それは制作費や出演俳優の大仰さにはだまされないぞ、
っというささやかな抵抗にも似たヒネクレから来るのであるが。。。


新作の割には6泊7日OKだったこの作品。
ジャケットのマイナーっぽさとビル・マーレーが主演ということで借りてみた。


    『ライフ アクアティック』


話をかいつまむと、ビル演ずる海洋冒険家:ズィスーを主人公とした物語である。
ズィスーと彼のチームは海洋の神秘をドキュメンタリー映画にして生活している。
幾つかの厳しい現実に直面しながらも彼は愛船:ベラフォンテ号で出航する。
友人エステバンの命を奪ったジャガーザメを探し出す為に。

もの凄くチープな映画である。
始まって10分で早送りしようとも思ったが、
海洋冒険はさておいて、登場人物の愉快さ、
何気に豪華キャスト、BGMのしっくりはまるさまは結構面白かった。

アダムズファミリーのアンジェリカ・ヒューストンジェフ・ゴールドブラム
エリザベスのケイト・ブランシェット、メキシコなどのウィレム・デフォー
ジャッキーチェンの映画のオーソン・ウィルソンなど蔵人好みしそうだ。

ビルのヒゲ面もショーン・コネリーばりに渋い。
ケイトの妊婦姿や、デフォーのコミカルな演技など普段は見れないものが見れる。

他のキャラクターもギターばかり弾いてるペレやいつでもトップレスのアン・マリー、
キャラが豊富だ。



ストーリーや映像にリアリティは無いが、
それでも愉しめるなぁと思った。

評価は非常に分かれそうだが一見の価値はあるかもしれないです。