『死神の精度』 伊坂幸太郎 ・・・「俺が仕事をするといつも降るんだ」

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ひねくれモノなので  普通のエッセイは読まない。  普通の小説も読まない。


変わった読み物に惹かれる。変わった設定。現実離れした物語。


『死神の精度』 伊坂幸太郎
 ACCURACY
 OF
 DEATH



 人の死を管轄する職業<死神>を生業とする男(?)の話。


 人の姿を借りて調査対象の人間に接触。一定期間内にその対象が寿命以前の「死」を与えられるべきか、言葉を借りるなら『可』か『見送り』かを判定する。
 

 死神には幾つかルールや習性があり、こういった設定が僕の興味を惹く。今のジャンプ漫画でいう「デスノート」と視点は似ている。まったく別物だが。


 調査対象は6人。それぞれが一つの物語として章立てされている。

 少々あざとい話もあれば、グイグイ読ませる話もある。


 最後の章を読みきる頃には「なるほど」と思うところがあるはずだ。


 この伊坂幸太郎の本は他にもあった。なかなか面白そうな本を書いているが、今回は売り上げランキングにランクインしているのを手堅く選んだ。


 なかなか面白かった。★★★★☆ 星四つ頂きました~。


こんな人が死神らしいです。

 CDショップに異常に入り浸っている
 苗字に町や市の名前が使われている
 受け答えが微妙にずれている
 素手で人に触ろうとしない
 いつも雨にたたられている(これは個人差(個死神差)があるが・・・)