『味百仙』・・・ヒタスラニニコムだけ！

　札幌駅北口にあります。

　味百仙　

　何故この店なのか？
　答えは美味しんぼ６７巻にあります。

　ジャガイモのバター煮です。これが食べたくて。なんでも前日までに予約をしないと食べられないものらしいです。出汁を張ってバターを溶かしてジャガイモをひたすら煮込む・・・。それだけ、ただ、ひたすらにそれだけ。
　これを粉々に突き崩して、スープと一緒に頂きます。ジャガイモはほろほろと崩れて行きスープにたなびきます。右下の写真が崩した後ですね。バターのくどさもなく、カツオ出汁が効いているのか、ほのかに味わいもついていて非常にうんま～～いんです。＾＾

　そして個人的にお薦めなのが、アイヌネギの玉子とじです。スパイシーな風味が卵のやわらかさで包まれていいんです！アイヌネギとは・・・？別名行者ニンニクとも呼ばれており本州ではお目にかかれない一品です。ジンギスカンと一緒でも美味いです＾＾

　この日はもちろん、生中から始まる訳ですがなぜか日本酒がブームでした。（お陰で会計がすごいことに・・・。）まぁ、こいつらです。
　石川県の天狗舞
　山形の十四代
　高知のしらぎくうすにごり
　同じく高知の酔鯨。
　とね。。。
　とくににごりのしらぎくうすにごりが安い割りに美味しく、絶大な人気でした。まぁ、みんな酔ってきて味も分らず呑んでるんでしょうが・・・。

　酔鯨って、日本が鯨食文化に馴染んでる証拠ですよね。グリーンピースのアホどもが！他にもやることあるだろうに！

　そして嬉しいことだが、この店では日本酒を室内に置きっ放しなんてことはない。ちゃんと冷蔵庫に入れている。

　そしてラム肉の素焼きです。ジンギスカンを喰ったばかりだってのに・・・。美味い！塩だね。塩！
　まぁ、ポテトフライも格段に美味いし、かすべの煮凝り（かすべはエイひれ）、里芋の揚げ出し、キャベツのちぎった奴。素材の差もあるんかいのう。
　ほんでまぁ、本州と決定的に違うのが、ホッケだね。こいつの美味さは全然違う。まず、ホッケがでかい！そして肉厚！身の離れ具合も最高！こっちに来たらホッケは絶対食べるべし！

　ホッケにジャガイモにラムに・・・
　地元の人に言わせると「あえて飲み会で食べたいとは思わなかったけど、この店はいいねぇ！」との評価も。
　勝手に店を予約して押し込んだんで、最初は「エェ～！？」って感じでしたけど、結果オーライでした！

　前の日から予約していった甲斐があるね！

　味のある女将さんと若い娘さんと無口（？）な大将と、店もいい按配です。
　小上がりがお薦めなんで、綺麗な靴下を履いて行って見てくださいな！