『バットマン ビギンズ(BATMAN BEGINS)』

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バットマンシリーズ

バットマン誕生を綴った物語。

渡辺謙も悪役(?)で出演している。


いわゆるアメコミヒーローものは非現実的な超能力を身につけたものが多い。
スパイダーマンの蜘蛛しかり、X-MENの突然変異能力しかり。

それよりは現実に根ざした形でヒーローの裏側を書こうとしているように思える。(それでもありえないことばかりだが・・・)


アメコミものにしては脚本がよく練られているなと感じた。
バットマンの小道具の出所やその超人的な体術の由縁などがリアリティを持たせる形で描こうとしているように思えた。
その端的な箇所の一つはいわゆる子供向けの悪役が出て来るわけではないこと。
ペンギンやリドラーやそんな間抜けな悪役ではなく、もっと壮大なリアリティのある『悪』だった。


そしてヒーローものには少ない、主人公の不完全さも巧く表現しているように思えた。
そう、ガンダムで内向的な性格だったアムロ・レイのように。


それにも増して驚かされるのが豪華出演陣だ。
リーアム・ニーソンルトガー・ハウアーマイケル・ケイン。トムの恋人ケイティ・ホームズ。それにモーガン・フリーマンが物語の途中から出てきて美味しい役どころを演じている。
そして、こいつには参ったってのがゲイリー・オールドマンだ。演技力のほかに演じ分ける力にも優れているから今回の役どころも登場してスグには気づかなかったがいい演技してくれた。

主演のクリスチャン・ベールも主人公:ジョン・ウェインの成長振りを巧く演じているように思えた。
ケイティも狸顔だけど可愛かった。。。
執事アルフレッド役のマイケル・ケインもダンディの一言でしょうな!


つまり、ハリウッド的な大掛かりさを楽しむだけのつもりで借りたこのDVDは
思いのほかおもろかったっちゅ~こっちゃね。